自毛植毛手術を行っても
髪は増えないは本当でしょうか?
最近、薄毛が気になりだして、良い対策はないか探しています。その中で自毛植毛手術は、手術しても髪が増えないと書いてありました。髪を増やす手術をして髪が増えないでは意味がないのではないでしょうか。
自毛植毛手術を行っても髪は増えないというのは本当でしょうか?
はい、理論的に髪は増えませんが、薄毛の悩みは改善されます。
自毛植毛手術は、引っ越しに例えられることがあります。実際に髪の多い場所から薄い場所に移植するので、引っ越しと言っても間違いありません。
つまり、髪を移動させているだけで、頭髪の総本数は、増えていないため、手術しても髪が増えないという指摘は正しいことになります。
ただ、1cmあたり100本生えているところから、10本採取しても見た目上、薄くなったと感じることはないはずです。逆に1cmあたり10本しか生えていない場所に40本移植すると大きく見た目は改善されるはずです。自毛植毛手術は、そのように見た目を改善する手術です。
さらに言えば、後頭部などが少し薄毛になっても髪が伸びていれば、あまり変化は感じられないものです。しかし、生え際や頭頂部など、薄毛に見えやすい場所は、少しの変化が大きく見た目に影響します。自毛植毛手術は、そのような性質も利用した薄毛の悩みを改善するための手術と言えます。
そのため、はじめに述べたように髪の毛の本数は増えませんが、薄毛の悩みは改善されるわけです。
また、現在、色々な研究機関で細胞を培養する技術が研究されています。毛髪の培養技術も研究されていますので、将来的には、自分の毛髪を培養して、薄毛の部分に移植するような手術法も開発されるのではないかと思います。そうなると毛髪も増えることになり、自毛植毛手術はさらに多くの方の薄毛の悩みを解決できる手術になるのではないでしょうか。