専門クリニックによっては、
手術時間が短いことを強調している
ところがありました。
短時間施術のメリットとは
どんなことでしょうか?
短時間施術のメリットについて伺ってきました。
患者への負担軽減が一番大きなメリット
注意しなくてはならないことは、手術時間が短ければそれで良いというわけではないということです。手抜きや雑な手術で時間を短くしても何の意味もありません。
自毛植毛手術は、他の高度外科手術同様に医師や看護師がチームとなって行う手術です。それぞれに専門的な知識や技術が必要で、手術後に移植した髪が健やかに育つためには、丁寧な施術が重要です。
その中で手術時間が短くなるということは、手順の合理化、技術の洗練、チームワークの強化など様々な要素が積み重なってなされる成果です。つまり、チーム医療の高い技術力の証明と言えます。
手術時間が短くなれば、当然、患者の身体的負担が軽減されます。3時間で終わるか、6時間かかるかのどちらの負担が小さいかは、比べるまでもありません。
また、自毛植毛手術は、移植手術ですので、移植毛を短時間で採取し、すぐに移植した方が生着率が高くなります。採取してから移植までの時間が長くなるほど、移植毛の生存力が低下し、結果に悪影響を及ぼします。
つまり、ラグビー日本代表のように医療スタッフが『ONE TEAM』となって自毛植毛手術を行ったときに短時間手術が達成され、それは、手術を受ける側に大きなメリットをもたらします。
そういう意味で考えれば、手術時間も専門クリニックを選ぶ際の大きな指標と言えるのかもしれません。