ショックロスとはどういうものでしょうか?
自毛植毛手術に関連して、ショックロスという現象が起きると知りました。ショックロスとはどういうものでしょうか?また、必ず起きてしまうものでしょうか?
ショックロスとは、移植毛を植え付けた際にもともとあった周りの髪が手術後しばらくして脱毛してしまう現象です。だいたい20%、5人一人くらいの割合で、起こる現象で、移植毛の10%~20%脱毛してしまう現象です。
このショックロスの原因は、まだ原因ははっきりとはわかっていません。ただ、一般的には、手術そのもののストレスやダメージ、局所麻酔の刺激が原因ではないかと言われています。
移植する周りの髪は、植毛考える位ですから、ただでさえ、抜けやすい状態と言えます。
その状態で移植手術や局所麻酔による刺激が重なり、脱毛してしまうのではと考えられています。ただ、脱毛してしまっても何カ月か経つと多くはまた生えてきてV字回復します。
この現象は、だいたい20%、5人に一人くらいの割合で起こる現象です。仮に起こったとしても多くは10%~20%の範囲で収まる場合が多く、意識しなければ、気づかない程度であることも多くあります。
とは言え、患者がショックロスの知識が無く、この現象に遭遇してしまうと心の準備が不十分だと必要以上に動揺してしまう場合もあります。
そのため、医師は確率としては、低くともリスクとしてショックロスも起こり得る可能性があることをしっかり説明する必要があります。