専門クリニックによっては、植毛手術で使用するマイクロパンチブレードの口径が、細いことが強調されていましたが、メリットは何なのですか?また、デメリットはありますか?
マイクロパンチブレードについて伺ってきました。
メリットは、患者の負担が減ること デメリットは、細すぎると再生に必要な組織を壊してしまうことです
マイクロパンチブレードは、主にFUE手術で使用される医療器具でストローのような管状の医療器具です。先端は、切れ味の鋭い刃になっていて、これを使って株(移植するための毛組織)をくりぬくように吸引採取します。
マイクロパンチブレードの口径が細いほど、株を採取した際の痕が小さくなり、患者の痛みが少なくなります。しかし、細ければ細いほど、使いづらくなり、医師の技量が必要になります。また、直径が小さすぎると株の採取の際に髪の再生に必要な組織を壊してしまいます。
そのため、専門クリニックにより、マイクロパンチブレードの口径が異なります。
私達のクリニックでは、10年をかけて0.6㎜のサイズが適正であると判断し、使用しています。はじめは、1.25mmのサイズのものを使っていたことを考えると半分以下のサイズになりました。