エビデンスとは、『証拠』と訳されます。根拠となる明白な背景のことです。

辞書を見るとエビデンスとは、『証拠』と訳されます。根拠となる明白な背景というイメージです。表記は、evidnceとなり、語源は、ラテン語のevidentemから来ています。
ラテン語の ex "外側、完全に"と videntemの現在分詞である videre "見る"を合わせた言葉です。

同じような意味としてプルーフがあります。proofと表記し、やはり語源は、ラテン語のprobareで「良くする、信憑性を示す、 証明する」という意味です。

どちらも日本語では、『証拠』を表しますが、ニュアンスが違います。プルーフが、それひとつで全てを証明出来てしまうようなもののイメージで、エビデンスは、いくつか集まって確かなものになるというイメージです。

つまり、エビデンスは、ひとつではなく、いくつかのデータを合わせて吟味した上で客観的に判断し、明白であることが証明できるデータのひとつ、もしくはデータ全部をさします。いくつもの証拠をあつめて犯人を逮捕する時の証拠のひとつ、もしくは、集めたいくつもの証拠がエビデンスになるわけです。

自毛植毛手術は、男性のAGA治療について皮膚科学会から、エビデンスのある治療法であると評価されています。これは、実際に医師がいくつかの学術データを読んで、学会のチームで吟味しその上で、行うよう勧める治療であると発表しています。