好きな俳優が出ているCMを見て増毛を検討しています。
増毛のデメリットはどんなことですか?
最近、旋毛のあたりが薄くなったようで気になります。好きな俳優が出ているCMを見て、定額で出来る増毛を検討しようかと考えています。
増毛のデメリットはどんなものですか?
最大のデメリットは、既存毛に負担を掛けること、また、長い期間で考えた場合、費用が高くなってしまうことです。
増毛やかつらは、短期間で考えた場合、すぐに見た目に変化が現れ、自毛植毛手術と比べると費用も各段に安いので、効果的な方法と言えます。
しかし、長期的に利用することを考えた場合は、効果的な方法とは言えません。
まず、最大のデメリットは、既存毛に大きな負担をかけてしまうことです。一般的に増毛と言われる施術では、既存毛1本に4~6本の人工毛を結びつけます。単純に考えれば、それだけでも4倍~6倍の重さを髪の根元に与えることになります。髪の毛が丈夫な方でもポニーテールなど髪をまとめ上げるような髪型をずっとしていると生え際が薄くなることがあるぐらい髪は繊細です。増毛を検討される方は、大抵、髪に元気がなくなってきている状態です。そんな髪に24時間負担をかけ続けるわけですから、髪の健康にとって良いわけがないのは明らかです。薄毛を改善したいのに、進行させてしまっては、本末転倒、元の木阿弥です。
また、費用についても長期的な利用では、大きなデメリットになります。
確かに自毛植毛手術費用は高額です。しかし、手術後のメンテナンス費用は必要ありません。
それに対して、例えば、最近話題の定額で出来る増毛プランを利用した場合、年間でおよそ25万~35万円の費用がかかるとHPに明記されています。仮に10年利用した場合、250万~350万円の費用がかかることになります。現在50歳の方が増毛を利用された場合、60歳以降は一切利用しないということは考えづらいのではないでしょうか。そう考えると費用は高額になってしまいます。
実際に増毛を利用した場合、それで終わりというわけではなく、結果的にかつら利用の入り口になることも多くあります。そのかつらも一つ作れば終わりということではなく、予備のかつらや別の雰囲気のかつら、またそのメンテナンス費用もかかります。
つまり、増毛と同様かそれ以上の費用が必要になります。そのため、増毛もかつらも長期的な薄毛対策としては、十分とは言えないのではないでしょうか。
参考)https://shinwa-clinic.jp/pickup/special_interview/