自毛植毛手術が出来ない
ケースはどんな場合ですか?
自毛植毛手術を受けようと考えていますが、手術を受けられないケースはありますか?
その場合は、どんなケースなのでしょうか?
はい、自毛植毛手術を希望しても受けられないケースがあります。
自毛植毛手術は、男性型脱毛症に対して有効な治療法と日本皮膚科学会で推奨されています。
しかし、状態によっては、希望しても手術を受けられない場合がいくつかあります。
代表的な事例をいくつか紹介したいと思います。
1. 移植毛が採取出来ないケース
自毛植毛手術は、分類するなら、移植手術の一種になります。そのため、手術を行うためには、手術を行うためにドナーを後頭部や側頭部から移植毛を採取する必要があります。
しかし、材料となる移植毛が採取出来ないほど薄毛化が進行してしまったケースでは、自毛植毛手術は行えません。ただ、後頭部や側頭部の毛髪は、AGAの影響を受けづらい性質が先天的にあるため、薄毛が進行していてもドナーを採取出来ないケースは極めてマレです。
2. 高血圧・血栓症の予防薬を服用しているケース
自毛植毛手術は、メスは使いませんが、マイクロパンチブレードと言われる専用の医療器具を使いドナーを採取します。その際、どうしても頭皮に小さな傷を作ってしまいます。傷自体は小さなものですが、採取するドナーの数だけ傷を作り、さらに移植先にもホールと呼ばれる移植孔を作ります。これも移植する数だけ必要になります。そのため、血圧が高かったり、脳梗塞や心筋梗塞などの予防のための血栓症の予防薬を服用されていたりすると血が止まりづらくなる可能性があり、そのままの状態だと自毛植毛手術を受けることは出来ません。
ただ、薬剤により血圧を低くコントロール出来ていたり、血栓症予防薬の休薬治療が可能であったりした場合、手術は可能になります。
3. その他
頭皮の炎症が酷かったり、麻酔などの使用薬剤についてアレルギーがあったりした場合などは、やはり自毛植毛手術を受けるとことは出来ません。また、新型コロナウィルスなどの感染症にかかっている場合も同様です。
事前に血液検査も行いますが、状況を見て医師が可否を判断します。調整が出来るケースもありますので、まず無料カウンセリングでご相談ください。