自毛植毛手術について、勉強したいのですが、おススメの書籍はありますか?
自毛植毛手術のおすすめの書籍について伺ってきました。
今、自毛植毛手術を受けようかを迷っています。そこで、自毛植毛手術について、しっかり勉強したいのですが、おススメの書籍がありましたら、教えてください。
自毛植毛の書籍は、たくさん出版されているので、選び方のポイントをお知らせします。
実は親和クリニックの医師が共著として、「薄毛は医療で治す」(幻冬舎MC)を7月30日に発売しました。それがおススメです。…というとあまりに身びいきですので、書籍選びのポイントをいくつかあげたいと思います。
① 専門医師の著作であること
② あまり古いものではなく新しく出版されたものであること
③ 一冊でなく、何冊か読んでみること
まず、「①専門医師の著作であること」があげられます。当然のことのように感じられるかもしれませんが、医師以外の著者もたくさんいます。
例えば、Amazonで書籍分野を選択し、『自毛植毛』と検索ワードをいれると何冊かの書籍がピックアップされます。医師や作家、研究家、または自分で自毛植毛手術を受けた方などが、自毛植毛についての書籍を出版しています。ただ、ご質問者は、自分が手術を受けるため自毛植毛について詳しく知りたいわけですので、噂話や面白話が知りたいのではなく、自毛植毛について科学的な専門家の意見を知りたいわけです。そうすると曖昧な知識ではなく、実際に自毛植毛手術を行っている医師の著作が適切なものになるはずです。
②の「あまり古いものではなく新しく出版されたものであること」を上げた理由は、自毛植毛手術の現場は、新しい技術や知識が日々アップデートされているからです。
例えば、日本で植毛手術が本格的に行われるようになった頃は、FUSS法という後頭部の頭皮をメスで切りとり移植毛を採取する方法が一般的でした。しかし、最近では、この方法はほとんど行われず、FUE法というメスを使わない、身体への負担が少ない手術が多く行われています。
つまり、あまり古い書籍だと現状と合わなくなった情報を勉強することになってしまいます。そのため、なるべく新しく出版された書籍で勉強されることをおススメします。
最後に③の「一冊でなく、何冊か読んでみること」ですが、これは、客観性を担保するためです。出来れば同じ著者ではなく、違う方が書かれた書籍を何冊かを読まれると自毛植毛手術の認識についての共通点と相違点が明確になるはずです。
特に相違点を詳しく調べるとどちらの考え方が腑に落ちるものであるかが、はっきりします。
つまり、医師にセカンドオピニオンを求めるように何冊か読み比べてみると、自毛植毛手術についてより深い知識がえられます。
参考)「薄毛は医療で治す」(幻冬舎MC)